なぜ私は何度もリセットしてしまったのか

私は52年間の人生で、何度もリセットしてきた。

電話番号を変えた回数は数え切れない。
LINEも消した。
人間関係も切った。
仕事も変えた。
住む場所も変えた。

カナダへ行き、ニュージーランドへ行き、会社員になり、起業し、また会社員になった。

今振り返ると、人生を3回くらいやり直している気がする。

ではなぜ私は何度もリセットしてしまったのだろうか。

今日はそんな話を書いてみたい。

リセットすると全てが解決する気がしていた

若い頃の私は、問題が起きると環境を変えれば何とかなると思っていた。

仕事が嫌になれば転職。

人間関係に疲れれば距離を置く。

行き詰まれば引っ越す。

当時はそれが前向きな決断だと思っていた。

もちろん環境を変えること自体は悪いことではない。

実際、27歳でカナダへ行ったことで人生は大きく変わった。

28歳でニュージーランドへ行ったことも貴重な経験だった。

しかし今思えば、環境を変えることで解決する問題と、自分自身が原因の問題は別だった。

自分を連れて引っ越していた

当たり前の話だが、引っ越しても自分は付いてくる。

転職しても自分は付いてくる。

海外へ行っても自分は付いてくる。

当時の私はそれに気付いていなかった。

環境を変えれば人生が変わると思っていた。

でも実際には、自分の考え方や行動パターンまで変えなければ同じ問題が繰り返される。

私は何度もそれを経験した。

リセット癖の裏には承認欲求があった

最近noteで承認欲求について書いている。

実は私のリセット癖も、その延長線上にあったのではないかと思う。

誰かに認められたい。

成功したい。

見返したい。

そんな気持ちが強かった。

だから上手くいかない現実を見るのが辛かった。

思い通りにならない。

結果が出ない。

評価されない。

そんな時に「やり直そう」と思ってしまう。

最初からスタートすれば失敗した現実を見なくて済むからだ。

今振り返ると、それは逃げでもあり、防衛本能でもあった。

電話番号を何度も変えた理由

私は電話番号を何度も変えた。

今なら異常だったと思う。

だが当時は本気でリセットしたかった。

過去の自分を消したかった。

連絡を断ちたかった。

新しい人生を始めたかった。

しかし電話番号を変えても、自分の人生は続いていく。

借金も残る。

悩みも残る。

不安も残る。

結局、根本的な問題は消えない。

それでも何度も繰り返した。

今思えば、自分自身と向き合うことから逃げていた部分もあったと思う。

海外へ行ったリセットは少し違った

ただし全てのリセットが悪かったわけではない。

カナダとニュージーランドへの挑戦は私の人生を広げてくれた。

英語もできない。

お金もない。

それでも行った。

その経験は今でもブログやnoteのネタになっている。

私は最近こう思う。

人生に無駄な経験はない。

むしろ挑戦して失敗した経験の方が価値になる。

以前も書いたが、話のネタのない人生はつまらない。

実際に行動した人の経験には説得力がある。

だから海外へのリセットは逃避ではなく挑戦だったと思う。

関連記事:
「28歳、残金20万円でニュージーランドへ」
「IELTS5.5の壁にぶつかった」

52歳になって気付いたこと

最近の私は昔ほどリセットしたいと思わなくなった。

もちろん今でも辛いことはある。

手持ち5円になった。

失業もした。

住民税の請求で絶望した。

SNSで批判コメントをもらうこともある。

それでも以前ほど逃げたくはならない。

なぜなら問題は自分と一緒に移動することを知ったからだ。

だから今は環境を変えるより、自分の行動を少しずつ変えることを意識している。

早寝早起き。

神社参拝。

散歩。

ブログ。

note。

英語。

ChatGPTとの対話。

派手ではない。

でもこういう小さな積み重ねの方が人生を変えるのだと思う。

リセットではなく再起動へ

私はこれからも人生を変えたいと思っている。

しかし昔のように全部を壊してゼロからやり直したいわけではない。

今あるものを活かしながら前に進みたい。

52歳だからこそ思う。

人生はリセットできない。

でも再起動はできる。

少し遅くてもいい。

失敗してもいい。

遠回りしてもいい。

BETTER LATE THAN NEVER.

私は今、人生の次の季節に向けて準備している。

そして同じように人生をやり直したいと思っている誰かに伝えたい。

リセットしなくても大丈夫。

小さな再起動から始めればいい。

次回は、

「双極性っぽい自分との付き合い方」

について書いてみようと思う。

今振り返ると、私のリセット癖や極端な行動にも関係していたかもしれないからだ。


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