28歳、残金20万円でニュージーランドへ|それでも挑戦をやめなかった理由
カナダでのワーキングホリデー生活を終えた私は、日本へ帰国するか、それとも別の国へ挑戦するか悩んでいた。
当時28歳。
十分なお金があったわけではない。
カナダで働いたおかげで多少の貯金は残っていたが、ニュージーランド行きの航空券を購入した時点で、残金は約20万円ほどになっていた。
普通に考えれば無謀だったと思う。
それでも私はニュージーランドへ向かった。
なぜなら、まだ見たい世界があったからだ。
カナダを終えても、私の挑戦は終わらなかった。
残金20万円の現実
今ならネットで事前に情報収集もできる。
仕事探しも部屋探しもある程度準備できる。
しかし2001年当時はそうではなかった。
現地へ行ってみなければ分からないことだらけだった。
仕事が見つかる保証もない。
住む場所が見つかる保証もない。
英語力だって十分とは言えなかった。
それでも不思議と恐怖より期待のほうが大きかった。
もちろん不安はあった。
だが私は昔から「やらない後悔」のほうが苦手だった。
だから行くことにした。
ニュージーランド到着後にやったこと
ニュージーランドへ到着して最初にやったことは、日本でもよく聞く定番の手続きだった。
銀行口座を開設する。
税番号を取得する。
仕事を探す。
英語が得意だったわけではない。
それでもカナダで1年間生活した経験が少しだけ自信になっていた。
「何とかなるかもしれない」
そう思えるようになっていた。
カナダへ行く前の自分だったら、ここまで行動できなかったと思う。
海外経験は英語力だけではなく、自分への信頼を少しずつ育ててくれていた。
果樹園の町へ向かった
私はニュージーランド北島のHastingsという町へ向かった。
果樹園が多く、ワーキングホリデー利用者にも人気の地域だった。
そこでイギリス人の若者と出会った。
彼は高校卒業後に海外へ出ていた。
日本では大学へ進学する人が多かった時代だったので驚いた。
しかし彼にとっては特別なことではなかった。
世界には学校を卒業したあと、一度働いたり旅をしたりする文化がある。
そのことを私は初めて知った。
この経験は後の価値観にも大きな影響を与えた。
人生は一直線ではなくても良い。
遠回りにも意味がある。
そう思えるようになったからだ。
お金より経験を選んだ28歳
今振り返ると、残金20万円で海外へ行くのはおすすめできない。
人によっては無責任だと言うだろう。
確かにその通りかもしれない。
しかし私はあの時、お金より経験を選んだ。
そしてその選択を後悔していない。
なぜなら、今こうして発信のネタになっているからだ。
人生の中で本当に記憶に残るのは、挑戦した経験だと思う。
失敗したことも含めてだ。
話のネタのない人生は少し寂しい。
挑戦するから成功も失敗も生まれる。
そしてその経験が誰かの役に立つこともある。
ネットや想像だけでは語れないことがある。
実際に現地へ行った人にしか分からないことがある。
だから私は今でも思う。
NO TRY, NO SUCCESS!
挑戦しなければ成功する可能性はゼロだ。
人生は思った以上に短い。
だからこそ、私は残金20万円でもニュージーランドへ行った28歳の自分を否定できない。
むしろあの無謀さが、今の私を作っているのだと思う。
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